未払金とは?仕入れ以外の「これから払う予定のお金」
「この支払い、買掛金?それとも別の科目?」と迷うときに
パソコンを後払いで買った。請求書は届いているけれど、支払いは来月。「これって買掛金でいいの? それとも別の科目?」。ひとりで経理を回していると、似たような科目の使い分けで手が止まりますよね。
ここで出てくるのが、未払金です。
未払金とは?ひとことで言うと
未払金とは、仕入れ以外で発生した、まだ支払っていない「これから払う予定のお金」のことです。
ざっくり言うと、「本業の仕入れではない買い物などで、後払いになっているお金」です。たとえば、備品、外注費、修理代などを後払いにしたときに使います。同じ「これから払うお金」でも、本業の仕入れの未払いは買掛金、それ以外は未払金、と分けるのが基本です。

経理の現場ではどこで使う?
未払金は、仕入れ以外の後払いがあったときに出てきます。
- 備品(パソコン、机など)を後払いで買ったとき
- 外注費や広告費などを、後で支払う約束をしたとき
- 修理代や工事代などの請求が来て、支払いがまだのとき
会計ソフトの「未払金」の残高を見れば、「仕入れ以外で、これから払う予定のお金の合計」が分かります。
なぜ大事なのか
未払金を記録しておくと、「払う約束をしたけれど、まだ払っていないお金」を見落とさずに済みます。請求書を受け取った時点で未払金として記録しておけば、後から「あの支払い、まだだったかも」と慌てることが減ります。
また、買掛金ときちんと分けておくと、「本業の仕入れの未払い」と「それ以外の未払い」が一目で区別でき、数字が読みやすくなります。
具体例で見る
たとえば、3月15日に業務用のパソコンを15万円で買い、支払いは翌月末にしたとします。
- 買った時点(請求が来た時点):未払金が 150,000円 増える(備品・消耗品などの科目も同時に計上)
- 翌月末に支払った時点:普通預金が 150,000円 減り、未払金が 150,000円 減る
支払って初めて、未払金はゼロに戻ります。支払い前は「これから払う予定のお金」として残り続けます。
つまり現場では?
未払金を見るということは、「仕入れ以外で、まだ払っていないお金がいくらあるか」を確認することです。買掛金とあわせて見れば、「来月に出ていくお金の全体像」が分かります。
知らないとどう困る?
未払金を記録していないと、後払いの支払いがもれやすくなります。「請求書はもらったのに、帳簿に残していなかったので忘れていた」ということも起こります。また、本来は未払金で処理すべきものを買掛金にしてしまうと、数字の意味が分かりにくくなります。
よくある勘違い
- 未払金と買掛金は同じもの、と思われがちですが、使い分けがあります。本業の仕入れの未払い=買掛金、それ以外の未払い=未払金、が基本です。
- 「未払費用」とも混同しやすいです。ざっくり言うと、金額や支払先が確定している後払いが未払金、家賃や利息のように「期間に応じて少しずつ発生する」ものは未払費用、と分けて考えると整理しやすいです。
明日やるならこれ
最近届いた請求書の中に、仕入れ以外で「支払いがまだのもの」がないか1つだけ探してみましょう。あれば、それを未払金として記録しておくと、支払いもれを防げます。
ひとことで言うと
未払金とは、仕入れ以外で発生した「これから払う予定のお金」です。






