売掛金とは?まだ入金されていない「あとで受け取るお金」
「これ、入金されたっけ?」と不安になるときに
請求書は出した。でも通帳を見ると、その分の入金が見当たらない。「あれ、もう振り込まれたんだっけ?それとも、まだ?」。ひとりで経理を回していると、こういう確認に時間を取られますよね。
その「まだもらっていない売上」を、帳簿の上で見える形にしておくのが売掛金です。
売掛金とは?ひとことで言うと
売掛金とは、商品やサービスを売って売上は立ったのに、まだ入金されていない「あとで受け取るお金」のことです。
ざっくり言うと、「請求はしたけど、まだもらっていない代金」です。多くの取引は、納品してすぐ現金をもらうのではなく、「月末締め・翌月末払い」のように後でまとめて支払われます。この後払いの約束をしている部分が、売掛金です。

経理の現場ではどこで使う?
売掛金は、後払い(掛け取引)をしている会社なら毎月のように出てきます。
- 売上を計上したとき(請求した時点で売掛金が増える)
- 入金があったとき(売掛金が減って、預金が増える)
- 月末に「未回収はいくら残っているか」を確認するとき
会計ソフトの「売掛金」の残高を見れば、「まだ受け取っていないお金の合計」が分かります。
なぜ大事なのか
売掛金を見ておくと、「請求したのに入金されていない取引」に気づけます。回収のもれや遅れは、放っておくと資金繰りを苦しくします。売掛金の残高をたどれば、どの取引先からまだ入っていないかを早めに見つけられます。
また、売上があるのに手元の現金が増えない、という状況も、売掛金を見れば「売上はあるが入金待ちなだけ」と説明できます。
具体例で見る
3月20日に、取引先へ商品を10万円分納品し、請求書を出したとします(入金は翌月末予定)。
- 納品・請求した時点:売掛金が 100,000円 増える(売上も同時に計上)
- 翌月末に入金された時点:普通預金が 100,000円 増え、売掛金が 100,000円 減る
入金されて初めて、売掛金はゼロに戻ります。入金前は、ずっと「受け取る予定のお金」として残り続けます。
つまり現場では?
売掛金を見るということは、「請求済みだけど、まだ手元に入っていないお金がいくらあるか」を確認することです。回収できているか、遅れていないかを見張る数字でもあります。
知らないとどう困る?
売掛金を意識していないと、入金もれに気づくのが遅れます。「もう何か月も前の請求が未回収のままだった」と決算間際に分かる、ということも起こります。早めに気づけば、やさしく確認の連絡を入れるだけで済むことも多いものです。
よくある勘違い
- 売掛金が増える=儲かっている、とは限りません。売上が立っても入金されなければ、手元のお金は増えません。
- 「未収入金」と混同しがちですが、本業の売上の未回収が売掛金、それ以外(固定資産の売却など)の未回収は未収入金、と使い分けます。
明日やるならこれ
会計ソフトで売掛金の残高一覧を開き、「入金予定日をもう過ぎている取引」がないかを1つだけ確認してみましょう。あれば、まずは事実確認の連絡から始めれば大丈夫です。
ひとことで言うと
売掛金とは、請求は済んだけれど、まだ受け取っていない「あとで入るお金」です。




